きらら保育園を設計して    辻垣設計事務所 辻垣 正彦

 乳児から幼児の大切な人格形成期を過ごす保育園は、建築物の中でも重要なものに位置づけられます。
 切妻の屋根は折り重なった家並み、子どもたちが自分の家に暖かく迎え入れられるように。門を入るとてんとう虫の親子が待っています。園内は檜(ひのき)の香りがいっぱい。合板を下地にも一切使わず、天井も床も全て木造。もちろん、輸入材に頼らず国産オンリー。杉の天井、赤松の太い梁(はり)、床は無垢の楢(なら)材ですから、これがコンクリート造りかと思うほどです。
 廊下をホールのように扱い、広く使えるように計画しました。保育室も一室一室個性的で、天井も色々な構成を工夫しました。ホールは天井も高くギリシャの神殿のような柱と梁。それと杉板の高い空間にステンドグラスが刻々と変わる光と色の演出をしてくれます。太陽と風と海と山並みがテーマです。

 時とともに素材が輝き、時を刻んだ空間となりますように。



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